会員の皆さんこんにちは。いつも、当JAのみらいろ女子会会員制交流サイトをご利用いただき誠にありがとうございます。サイト開設から1ヶ月以上が立ち、会員数は100人を超え、書き込み数も多くなってきました。ここで、現在までに頂いている質問について、JAの担当部署から回答があったものから順にご報告させて頂きます。どうぞ、参考にしてみて下さい。
 

【化学肥料不使用での野菜や花の栽培について】

○堆肥の特徴
<鶏糞>作物の生育に不可欠な3要素(窒素・リン酸・カリ)のバランスが取れており、比較的栽培期間が長い野菜の基肥や追肥として使うことができる。単に乾燥させたものはサラサラとしている。ただし、臭いが・・・かなりくさい。
使用上の注意点…肥料成分が高い分、肥料当たり(肥料が濃すぎるために生育が阻害されること)が起きやすいので、使用する際は作物から離して施肥をする。特に、葉物はとても弱いので葉や茎に触れないようにする。根菜類に使用する場合は、地中にまとめて施肥をせず、地表にサラッと撒く(多量の施肥は股ごぼう、股大根の原因になる)。また、追肥として地表に撒く場合、雨が降ると固まりやすいのでこまめに耕すようにする。


<牛糞> 粗飼料を食べてできた糞である為、肥料成分は低めで、効きはジワジワである。フワフワとしていている為、土壌改良材としての役割が多く、主に基肥として地中にすきこんで使う。肥料当たりが少なく使いやすいが、効果がわかりづらいからといって何度も施肥しないこと。
使用上の注意点…生のものを使うと作物を腐らせてしまう場合があるので、必ず完熟のものを使う。


○使用量について
一般的に、野菜を使用する上で必要な堆肥は10aあたり4t(=1aあたり400㎏)
ただし、上記は化学肥料との併用型のため、化学肥料不使用の場合は倍以上の量が必要になる。しかし、堆肥だけでは肥料成分に偏りが出てきてしまうため、作物のためには化学肥料との併用が良い。


以上、質問についての回答でした。今後も、質問に対する回答を投稿していきますので、チェックしてみて下さい!